2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ネガフィルム

欲がある望んだ通りになったことなんて一度もない不幸をなげいて泣く背中にもしもしと声がかかるわけのわからないものを手渡されるなんじゃい今泣くのに忙しいんじゃいちょっとそこ置いといてんか落ち着いてから包みを開ける食べたかったものパーティーの招…

灰色

誰かの輝きの鮮やかさに圧倒されて自分を見失いそうになってる。嫉妬とは違う。嫉妬はまだ噛みつこうとしてる。なんだこれ。尻尾巻いて逃げる感じ。

真珠

傷ついてるうちはまだまだ傷つけてくる刃先を包み込んで切れなくさせるそのくらいになればもう大丈夫刃は痛くない本当は刃でさえないそれがわかればもう大丈夫

相性がよいのだろう

笑って欲しくないときがある真剣に話を受け取って欲しいその時笑われたり笑かされたりすると心底がっかりするそれがかなり上等で本気で笑わされたらそれはもう負けなので認めるだけどまた真剣に話し始める多分それを一生くりかえすだろう

その代わり情報量は多いよ

欲しいならリスクを冒せに聞こえた声がこわくないよ幸せを受け取ってもなエスコートだったりするから言葉は危険なのだ受け取ると別もの目から出る愛を測れ空気中のスマイルを受けとれ本当の意味が伝わるのはそっち

結論

人の意見がどんなに信頼できるものでも わたしはわたしの感覚をいちばん信頼しようまちがっててもいいわ気持ちいいわ自分が好きな自分でいることそれ以外に選択肢はない

ディフェンスモーション

人と話して初めてわかったわたしが隠しているわたし恥ずかしいのか逃げるのか逃げたら死ぬしかないあきらめるなしぶとくいろがんこじゃなくて自分と相談して納得するまで考えろ

趣味

新しい道に踏み出そうとして動揺する慣れて自信が生まれるどちらもいいしどちらもいやだ

世界は自分

顕在意識が司るのが意識できる自分だとしたら潜在意識が司るのは無意識の自分である内臓の無意識の動きだと思っていたでももしかしたら意識できる自分以外の自分なのかもしれない環境のすべてまわりの世界それを司るのが潜在意識なのかもしれない

朱に交われば

人と関わるその人のことを想う次に会うときなにを話そうかな毎日のように想像する自分を取り巻く空気がその人になる自分が見えなくなるおなか痛くなる布団から出られない寝ながら一度自分の世界に戻るわたしを見失わないように

ひとりデート

ひとりが好きですわたしがわたしのものになるから家と犬と好きな仕事と一緒に過ごす好きなペースで気まぐれな順番で空気と話しながら体を動かしてゆく時々ガラスに映るわたしは誰にも見せる予定もないのが惜しいくらいかわいいんだよ

安心しなよ

完全であることへの渇望があったそこへ至るまでの道のりをもどかしく憎み先を急いでいた完全を見届けるやいなや次の完全を目指して靴を脱ぐ暇もなくすぐに出発するのだった苦しかった完全に至るにはなに一つも誰ひとりをもおろそかにできないと知ったとき急…

そこんとこどうなの

セクシー作家の人が、いつもセクシーなことばかり考えているかというと、全くそうではなくて、むしろ表現している分解放されていて、普段はほとんどセクシー界のことは考えていないんじゃなかろうか。鬱病作家の人は本当に鬱の時は書けないと思う。健全タイ…

甘い訪れ

ときめきはまるでケーキみたい ものすごい幸せだけれど食べ過ぎ注意 からだが疲れちゃいます ひとつ味わったらまたいつか 決して追い求めなくても いつだってときめきは向こうからやってきた それまで やさしいお食事をしながら 自分自身も優しくありながら …

カラダの答え

好きな仕事ですなんて言ってるけどやり始めようとするだけで手足がザワザワする遅れてるわけでもないのに遅刻確定小学生みたいな気分になるそういう仕事はカラダがやめたいんだな

それがなんだというのだ

友達がたくさんいるよねと 君は言う ほめられてるのか あきれられてるのか うらやましがられてるのか よくわからない ただ そう言われると全力で訴えたくなる わたしに必要なのは いつも一緒にいてくれるたったひとりの人です と

重いひと

重い人は扱いに困る軽はずみに会話できないでも重い人は好きだそんなことまで聞きたくないわいということまで話す人が好きだ返事のしようがないメールを送ってくる人とか結構好きだ好きだけどスルーするだって返事のしようがないんだもんでもまた下さいね待…

日向口

陰口を言うくらいなら本人に言いましょう って言われてもね 戸惑うよ ストレートに意見できる人 意見されて素直に聞ける人 どちらも強いな 言えないから陰でいう 言われたらただ恥ずかしく立場なく傷つく ソフトな言い回しなんかじゃ伝わらないし どうしたも…

味を知ってしまったが最後

人と人の間には 梯子をかけることができる 一人で立ってる君と 一人で立ってるわたしが 手を伸ばして繋いだ時 ふたりとも嬉しくなる ふたりとも転ばなくなる 君の世界でもなく わたしの世界でもない 第三の世界が 梯子のうえを行き交う なにかを作るとき 完…

すべての恋は片想いである

苦しさの原因は、両想いであることへの義務感である。 誘われても乗り気になれないとき。 あるいは、つれないオーラを感じるとき。 本当は、すべての想いは片想いなのだから、ギクシャクした感じそのままでいい。それが当たり前なのである。 相手に合わせる…

終わらせなくていい

たくさんの中で 大切なものをたったひとつ見つけた それは嬉しいことだ けれど 他のものを捨てなくてもいい 続けてきたことが どうしようもなく続けられなくなった だからと言って 終わらせなくていい 全力を尽くせなくなったからといって 謝ることもない し…

守る勇気

壊しちゃいけない壊すのはいつでもできる壊すと元にもどらない壊さず耐えてよかったなと思う時がくる知ってるじゃないかなんども繰り返してきたのだから壊してスッキリするのは一瞬であとから流れる血に染まる相手も自分もその方が何倍も痛くて苦しいんだよ…

個人的鎖国

京都に勤めていたとき、西洋人に街で出会うと、英語を話さなくては!とか、理解しあえない感覚なのでは?とか思って とても怖かった。 社内の英会話クラブに入った。講師のジェイクはとても優しくて、ゆっくり話してくれたので、西洋人も同じ感性を持った人…