キュン

キュンと心がときめく
狙って感じることはできないそれに
出逢ったらそれは奇跡
誰かに言いたい
キュンの奇跡

聞いて聞いて
キュンがあったの
へ?そうなんだ
聞いたほうはちんぷんかんぷん
キュンは個人的な事件だから
伝えたくても不可能

わたしのキュン
感じて欲しいのに

君はキュンしたんだ
わたしの知らないところで
わたしのわからないキュンをしたんだ
少しだけヤキモチを焼く
いや随分と焼く

ナニソレ
どうしてそれにキュンするわけ
まったく感情移入できない
かすかにキモチワルイ

君のキュンは
わたしのリトマス紙を
どうしたって染めない
にくいね
くやしいね

わたしがキュンしたその瞬間
となりにいる君もキュンしてた
今したね?
したよ君もしたね?
した!
その一瞬はこの世のパラダイス
一生のうちそうなんどもない
多分そのために生きてる