からだの中に味方を増やす

お食事の前に、食べるものや飲むものに

「わたしを健康にしてくれてありがとう」

って、友達に言うみたいに、感情こめて話しかけるのを、一週間ほどやってみた。すると発見がありました

 
ふとした時、からだの隅々に、あの友達たちがピチピチニコニコと協力してくれているのが思い浮かぶのです。なんだかそれだけで安心するのでした。
 
もともとわたしは健康に自信がない人でした。朝、目が覚めたとき、
この世界で生きていけるのだろうかと不安に襲われる。布団から怖くて出られない。小さい時からそうでした。
なぜそんな気持ちになるんだろう。遺伝なのだろうか。原因はわからなかったのです。
 
けれど、今ピンと来た原因が食べものなのです。毎日食べてるものの正体を知らないということ。本当に君はわたしの味方になってくれるのか。騙そうとしているんじゃないのか。そんな気持ちでものを食べていたのです。
 
漠然としたその不安は、加工された食品の、原料の姿を見ていないこととか、添加されているものが何なのか感覚的に理解できないことによると思う。
自然そのものを食べると、匂いや味で食べたいかどうかわかるじゃないですか。
現代の食卓に上がるものは、複雑過多な製造過程を経ていたり、舌を喜ばせるためだけの調味料で味付けされていたりするので、もはや本能で判断できないのです。
 
食べるものに声をかけ始めてから、もうひとつ意外なことが起きました。
からだが話しかけてくるのです。睡眠もっとください。からだを動かしてください。スマホ見る時間を減らしてください。ヘアマニキュアをヘナに変えてください。したくない仕事を断ってください。そこまで言うんです。
 
これから、からだと自分の本当の信頼関係を築いていけるかもしれない。そうしたらきっと、朝目が覚めたとき、自信に満ちて1日を始められる気がするのです。