幸せな結婚て

結婚は決意であるといった人がいる。
この人との愛を貫くと決意したら、どんなことがあっても、例え死ぬほどの苦しみがあったとしても、別れない。別れるくらいなら死ぬ方を選ぶと。

別れたら楽になるのに、なぜそこまで。

結婚は信頼であるとわたしは思う。
この人の在り方すべてが信頼できると心の底から思うから、何があっても別れることなどないと確信できる。
けれど、人は変わる。あまりにも想定外の変化があったなら、別れる気持ちが芽生えたとしても仕方ないと思う。それが自然だと思う。

自然なままで、結果として、ずーっと信頼しあって一緒に居られたら、すごく幸せじゃないか。

決意してがんばるのはあんまり幸せに思えないんです。

不安は順調のしるし

凸凹の固い畑
ひとつずつ土塊をほぐしてゆく
古い考え
固い思い込み
素手でほぐしてゆく
ガラスの破片が混じっている
指から血が吹き出す
でもやめないでほぐし続ける
疲れて目的を見失う
ほぐし続けて何になるのかわからなくなる
道を見失う
かすんでゆく自信
それでも信じている
ふわふわの畑の上に
甘い実りがこぼれなる日を

人として芽が出るとき

いつも優しくしてくれた先輩が
あなたに厳しくなったり
ちょっと意地悪いことを言うようになったら
しめたものです
それは頭角をあらわしてきた証拠
先輩にとってもはやあなたは
おとなしいできの悪い新人ちゃんではなくなりました
自分の地位を脅かす脅威となったのです
そこで気弱になってへり下るなよ
気ばってしっかり立ってなさい

ただいま充電68%

枯渇していたのはなぜかというと
高みに連れて行ってくれそうな
肩書きとパワーのある人の言葉を
重く受け止めていたせい

けれど
たしか
センスが合わなかった
信条が違っていた

はじめからかすかな違和感を感じていたのは
自分だった

自分アンテナの出す答えは
世界一正確
自分以上に自分をわかってる人はいないんだから
まるまる信じていいのです

笑ってはいけません

人と比べて劣ってると落ち込むことには
意味がない
そもそも違うカタチの土台に
同じ建物が建つわけないでしょう
一戸建ては最高にかっこいいのが三ヶ月で建つ
マンションは建築に2年かかるんだ
あいつは三ヶ月で結果出してるのに
オレは1年経ってもまだ作れてない
って
そんなことで悩むのそもそも変でしょうに

初めからここにあったのか

今までどれだけ我慢して
なにを抑制して
なぜに意味なくお行儀正しくしていたか
そんなもの誰も期待してませんでした
自分さえも

言いたいことを言ってみた
感じるままにやってみた
ちょっとこわくてはずかしい
でもそれよりなにより
キモチイイ
人にどう思われるかはわからない
どんな結果になるか予想できない
でも
わたしがわたしでいる限り
大丈夫
うまくいく
そう言うんだよ
胸のおくの神さまが
にこにこが止まりません

そうだよこんな自分が好きだったんだよ

伝えたい気持ちがあった
困らせたくなくて
呑みこみつづけていたら
胸が痛くなってきた
君の反応はわたしの責任じゃない
わたしはあふれるに任せる
湧き出る泉は
そのままにしておくのが一番美しい
コツは
優しく愛を持って伝えること
心していれば
厳しいことも重いことも
もう呑みこまなくていい

ひとりでまんまる

まんまるいお月さまを見たとき
わかってしまった
みんな終わってた
この月はわたしだけのもの
ひとりじめしていいんだ
細胞が分裂するみたいに
君とわたしは
痛みもなにもなく
つるりとふたつに分かれてしまっていた

冬の空は星が贅沢すぎるんだ

生きてるってめんどくさい
食べてもすぐお腹がすくし
カラダは常に分泌物を出す
買い物に行って食事を作って
雑巾を持って部屋を拭いてまわり
洗濯干しては取りこんでたたむ
ちょっと休憩してコーヒーでも飲むころには
もう暗くなって
今日はもう終わりなの

本を読みたい
服を作りたい
映画を観たい
美術館に行きたい

叶わなかったから空を見上げた

なんだそうだったのか

人とわたしの間には
磁石があったのです
離れていても気になって
まっすぐ立てない

でもわたし見つけてしまった
磁石を消す方法
愛を注ぐのをやめればそれは消えた
愛は注ぐものではない
そこにあるもの
あるだけのもの

待つわたしはいなくなった
待たれる期待が気にならなくなった
注がなくては続かないなんて
植木鉢のチューリップじゃないんだから
初めから地植えだったんだから

水も太陽も
初めからそこにあった