天然石

欲しいものがあった
いつか買おうと我慢したら
瞳の澄んだ女の子に言われた

お金がないからとか
自分にはふさわしくないとか
じゃぁ将来ふさわしいあなたになった時
まだこれが欲しいと思っているかな
その時はもう違うものが欲しいのじゃないかな
欲しいのは今のあなたなんでしょ

書きたい思いがあった
書いて軽蔑されることが恐ろしかった
シンプルな女性に言われた

うわべだけでは何も伝わらない
正直に出したら初めて共感される
軽蔑されるどころかそれこそが価値あるよ
書きたいのはそれなんでしょ
大丈夫
全部愛される

わたしはこれまでの姿勢を壊しました
いまなにもありません
赤ちゃんみたいに栄養をとっています
そうして出るに任せます